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学校にも校訓があるように、くじらグループにも理念があります。それは、「先見性に富む柔軟な発想で理想の医療・福祉を追求します」というものです。理念はリネン庫にしまっておいてはいけません。職員みんなが同じ理念のもと、目標に向かってまい進することが必要です。
ところで「先見性に富む柔軟な発想」とはどういうことでしょうか。世の中は常に動いています。医療の世界もまた同じです。変化する世の中に合わせて病院も、そこで働く職員も柔軟に変わらなくてはいけません。世の中の変化に敏感でなくては取り残されてしまいます。つまり、「変化を予測する目を養い、病院もそして職員も変わることで良い医療を提供しましょう」ということです。これは現場でも同様に言えることです。いつまでも古い習慣ややり方に固執せず、その時々でやり方を変えて改善していく。柔軟性を持つことで一歩進んだサービスを提供していく。柔軟な発想から理想の医療も生まれてきます。
くじらグループでは今までそうやって多くの事業を展開してきました。周りの様子を見てから動いたのでは「時すでに遅し」ということになりかねません。「前例主義」もくじらグループでは当てはまりません。前例がないと何もしない（できない）のでは組織の発展は望めません。また、前例があっても以前と同じやり方ならこれも組織の発展は望めません。「前例主義」や「事なかれ主義」「時期尚早」という言葉はくじらグループにとって無縁の言葉といえるでしょう。これからの時代は一般企業でも同じでしょうが、周りと同じことをしていてはダメだということです。